国際会議ICED26のDoctoral Colloquiumで発表しました
2026年6月23日〜26日、スペイン・サラマンカで開催されたICED26(International Consortium for Educational Development)にて、Doctoral Colloquiumで発表を行いました。今回は本会議に先立ち、6月21日〜22日に開催されたライティング・リトリートにも参加し、6月23日のプレカンファレンス、6月24日〜26日の本会議とあわせて、前後の移動日を含め約10日間サラマンカに滞在しました。
ICEDは、高等教育におけるEducational DevelopmentやAcademic Developmentに関する国際会議です。今回のDoctoral Colloquiumは、博士課程学生が自身の研究テーマや構成、研究アプローチについて議論するための場として設けられたもので、ICEDとして初めての試みだったそうです。査読を経て発表を行う形式で実施され、各国の博士課程学生が自身の研究について発表しました。
今回の発表タイトルは “Exploring Holistic Academic Development for Professors of Practice in Japanese Higher Education” です。日本の高等教育における実務家教員(Professors of Practice)に関する博士論文研究を、Holistic Academic Developmentの枠組みから位置づけて発表しました。特に、日本の実務家教員を、国内の制度や政策の文脈だけでなく、国際的なAcademic Developmentの議論の中でどのように位置づけられるのかを検討しました。
発表後には、実務家教員向けの能力開発プログラムの具体的内容、実務家教員に対する教育・研究・学術性を含めた支援のあり方、日本における実務家教員の制度的位置づけなどについて質問やコメントをいただきました。また、ノルウェー、スイス、イギリス・スコットランド、ニュージーランドなど、各国の状況についても共有していただきました。国によって、Professor of Practiceに近い存在はあっても、名称や制度的位置づけ、求められる役割、能力開発の仕組みは異なることが分かり、国際比較研究へと発展させていく可能性も感じました。
今回の議論を通じて、日本の実務家教員制度や政策に根ざした研究を、単に「日本特殊の話」として説明するのではなく、各国のProfessional Practiceに関わる教員、実務から大学に移行する教員、そしてそれらを支えるAcademic Developmentの議論と接続していく必要があると改めて感じました。
今回のICED26は、研究へのフィードバックを得るだけでなく、自身の博士研究を国際的な高等教育開発研究の中でどのように位置づけるかを考える貴重な機会となりました。
◆ Hayato Sezaki, “Exploring Holistic Academic Development for Professors of Practice in Japanese Higher Education”, The International Consortium for Educational Development conference 2026 (ICED26), Salamanca(Spain), Doctoral Colloquium, Oral presentation, 2026.6.23-26, Refereed.
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