国際会議ISSOTL25でポスター発表を行いました
2025年11月3日〜6日、ニュージーランド・クライストチャーチで開催されたISSOTL25(International Society for the Scholarship of Teaching and Learning) にて、ポスター発表を行いました。
ISSOTLは、高等教育研究の分野で国際的に広く提唱されている SoTL(Scholarship of Teaching and Learning)の概念を軸とした国際学会です。 今回初めての参加となりましたが、参加者はアメリカ・カナダ・オーストラリア・開催地ニュージーランドからの方が中心で、ヨーロッパから一部、アジアからはごく少数という印象でした。高等教育における教育と学習に関する実践ベースの発表が多く、会場は非常にインタラクティブな雰囲気でした。
この学会は、昨年11月に参加した米国の高等教育学会ASHEでお会いしたアメリカの先生からご紹介いただき、参加を決めました。異なる国際学会で再会できる機会にも恵まれ、研究を通じて国際的なネットワークが少しずつ広がっていくことを実感しました。
今回の発表タイトルは “A Comparative Review of Practitioner Faculty Development Programs in Japan” です。2019〜2023年度に文部科学省の支援を受けた4つの中核拠点による実務家教員育成プログラムを公開資料から比較検討し、各プログラムの特徴を分析するとともに、ポスターではISSOTLに引き付けて、実務家教員に期待される学識(Scholarship)がどのように表れているかを考察しました。 この調査分析は、博士論文のテーマ転換期にたくさん悩みながら、昨年度秋学期の教育学研究科の授業の中でまとめたもので、その授業内の1月の発表会ではベストポスター賞もいただいた成果を発展させたものです。実務家教員の能力開発をテーマに調査を始めた起点でもあり、自分にとって思い入れのある研究です。
これまで国際学会では口頭発表が中心でしたが、ポスター発表は今回が初めてでした。90分間で休む間もなく一人ひとりとじっくりお話しでき、ISSOTLらしい穏やかで対話的な雰囲気の中、約20名の方と意見交換することができました。 ポスターに来てくださった方からは、各国でも同じような課題を抱えているとの声を聞くことができたり、その支援のための新たな能力開発・FDの必要性に深く共感をいただいたりと、ISSOTLでの発表を通じて、実務家教員研究を日本発の高等教育研究として国際的に展開していく可能性を感じることができました。
今後も積極的に海外での発表・交流を続けていきたいと思います。
◆ Hayato Sezaki, Kayoko Kurita, “A Comparative Review of Practitioner Faculty Development Programs in Japan”, The annual International Society for the Scholarship of Teaching and Learning conference 2025 (ISSOTL25), No.446, Christchurch(New Zealand), Poster presentation, 2025.11.3-6, Refereed.
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