2024年度日本高等教育開発協会年次大会でワークショップを企画しました
2025年3月15日・16日に開催された2024年度日本高等教育開発協会(JAED)年次大会に参加し、学生会員企画として、大阪大学大学院の高津遥さんとともに「次世代のファカルティ・ディベロッパー(FDer)をどう養成するか」をテーマにワークショップを開催しました。
FDer(FD担当者)とは、大学など高等教育機関で教員の教育能力を始めとする能力開発や組織開発を担う専門職であり、JAEDはその専門職団体です。私自身、大学院進学時からFDerを志してきました。
ワークでは、2035年の大学を想定した次世代のFDerが直面しうる4つのシナリオ(①フルバーチャルキャンパス、②実務家教員が8割の教育環境、③日本人学生比率の低下と留学生の増大、④AIが教育・研究支援の中心となる大学)を学生会員2名で提案。各グループで選択したシナリオにおける次世代のFDerの役割を言語化し、画像生成AIでその姿を可視化した後、「次世代のFDerをどのように養成すべきか」について議論しました。
大学教職員の皆さまを対象としたワークショップの企画は私にとって初めての経験でしたが、多くの先生方からフィードバックをいただき、大変貴重な機会となりました。特に、今回の4つのシナリオはどれも現実味があり、「FDerとして今こそ考えるべきテーマだった」とのお声をいただけたことが印象的でした。当日の進行では至らぬ点も多くありましたが、JAEDの先生方に支えていただき、無事に実施することができました。
今回の機会をくださったJAEDの先生方、ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!現在、JAEDの学生会員は2名のみですが、これを機にさらに裾野を広げていきたいと考えています。この経験を糧に、今後も精進してまいります!
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